龍宮神社

宝物

龍宮神社には多くの宝物(ほうもつ)があります。とても珍しく美しいものが揃っております。普段公開していないものもこちらで紹介しますのでぜひご覧ください。

流星刀りゅうせいとう

RYUSEITO

流星刀とは、榎本武揚が隕石を材料にして作った日本刀です。
武揚はオランダ留学を通じて専門の蒸気機関学や船舶運用術とともに広範な科学技術の習得に努めていました。中でも鉱物学と製鉄技術には強い関心を持っていました。ロシア全権公使としてロシア訪問時にアレキサンダーⅠ世所蔵の星鉄刀をツアルスコエ・セロー離宮で初めて見た際にいつか自分も作ってみたいとの強い思いを抱きました。明治28年に富山県白萩村で隕石が発見されたのを知りそれを購入。それ以来この隕石を材料にして刀剣を作る研究に取り組みました。この刀の制作には困難を極めましたが刀工岡吉國宗が神社に祈誓し三週間精進潔斎して鍛錬の方法を生み出し完成させました。
この流星刀の一振りは、星鐡を24回(通常15回程度)折り返し鍛錬したものを用いて作られ、刀身の表面には如輪木理(木の年輪)に似た斑紋が浮かび出ています。

神社に奉納された流星刀は、榎本家に代々大切に伝わっていた一振りで、作られた流星刀の中でも「最も刃紋の美しい刀」と伝えられています。流星刀は大小4振り製作されました。その内、長刀の1振りは当時の皇太子に献上されました。残り3振りは榎本の子孫へ伝えられたが、短刀1振りは戦時中に紛失、長刀1振りは榎本が設立に関わった東京農業大学に、短刀1振りは隕石飛来の地である富山市天文台に寄贈、後に富山市科学博物館に収蔵となりました。後に作られた短刀1振りは2017年に榎本のひ孫である榎本隆充によって榎本にゆかりのあるこちらの龍宮神社に奉納されました。観覧は特別な日にしか出来ませんのでご了承ください。
とても美しくていつまでも眺めていたい刀です。

流星刀とは、榎本武揚が隕石を材料にして作った日本刀です。
武揚はオランダ留学を通じて専門の蒸気機関学や船舶運用術とともに広範な科学技術の習得に努めていました。中でも鉱物学と製鉄技術には強い関心を持っていました。ロシア全権公使としてロシア訪問時にアレキサンダーⅠ世所蔵の星鉄刀をツアルスコエ・セロー離宮で初めて見た際にいつか自分も作ってみたいとの強い思いを抱きました。明治28年に富山県白萩村で隕石が発見されたのを知りそれを購入。それ以来この隕石を材料にして刀剣を作る研究に取り組みました。この刀の制作には困難を極めましたが刀工岡吉國宗が神社に祈誓し三週間精進潔斎して鍛錬の方法を生み出し完成させました。
この流星刀の一振りは、星鐡を24回(通常15回程度)折り返し鍛錬したものを用いて作られ、刀身の表面には如輪木理(木の年輪)に似た斑紋が浮かび出ています。
神社に奉納された流星刀は、榎本家に代々大切に伝わっていた一振りで、作られた流星刀の中でも「最も刃紋の美しい刀」と伝えられています。流星刀は大小4振り製作されました。その内、長刀の1振りは当時の皇太子に献上されました。残り3振りは榎本の子孫へ伝えられたが、短刀1振りは戦時中に紛失、長刀1振りは榎本が設立に関わった東京農業大学に、短刀1振りは隕石飛来の地である富山市天文台に寄贈、後に富山市科学博物館に収蔵となりました。後に作られた短刀1振りは2017年に榎本のひ孫である榎本隆充によって榎本にゆかりのあるこちらの龍宮神社に奉納されました。観覧は特別な日にしか出来ませんのでご了承ください。
とても美しくていつまでも眺めていたい刀です。

神楽面

KAGURA FACE
さんばそうめん(こくしきじょう)

三番叟面(黒式尉)

おきなめん(はくしきじょう)

翁面(白式尉)

おおくにぬしのめん(だいこくてんめん)

大国主神面(大黒天面)

平成30年、龍宮神社にて演舞継承している「松前神楽」が国の重要無形民俗文化財に指定されたのを記念して、神楽面を彫っていただくことを決めました。
能面師の方をいろいろ調べたところ、長澤重春氏という方が見つかりました。
祖父の長澤氏春氏は、能面師として初めての人間国宝に認定された方であり、代々能面師を継承されているとのことでした。重春氏の作品も素晴らしく、断られることを覚悟して、お願いのご連絡を致しました。
しかし、すぐに承諾して頂き、面を彫って頂いたのでした。面が完成した時に、お引き受けいただいた理由を伺ったところ、私が連絡する3日ほど前に、夢を見たそうです。その内容は、竜宮城からカメに乗った使者が、長澤氏に会いに来た夢だとのことです。その後すぐに、龍宮神社の宮司から連絡が来たので、予知夢だと思い承諾してくれたとのことでした。また、龍宮神社に奉納した面は特別であり、同じ形には生涯二度と彫らないと仰っていました。

掛け軸

KAKEJIKU

令和元年8月、ブータン王国、文部大臣サムテン・ドルチ・リンポーチェ様が、龍宮神社に正式参拝されました。ブータン王国は、世界一幸せな国として有名であり、チベット仏教を国教とし、国旗に龍をあしらった「龍の国」と言われる国です。当時、WBFホールディングスの社長様が仏教信仰のためブータン王国によく行かれており、大臣の方とも親しくされておりました。また、WBFの社長様は龍宮神社にもよく参拝に来られておりました。仏教行事のためにブータン王国ご一行を日本にお招きする機会があり、「龍の国」と「龍の神社」との繋がりで、龍宮神社での正式参拝となりました。
その時に、ブータン王国より神社に奉納されたのがこの「掛軸」です。
大変貴重なものとして、大切に所蔵しております。

龍神像

RYUJIN STATUE

一本の木から彫られており、迫力のある今にも咆吼が聞こえてきそうな龍神像です。一刀彫りの素晴らしい彫刻であり、この像には様々なストーリーが描かれています。右側面には鳳凰、左側面には鯉と亀、下面には蛇が彫られています。

鳳凰
龍と鳳凰が一緒に組み合わさることで、金運、恋愛運を共に高め、至福、吉祥、長久の強さを意味します。「龍鳳呈祥」(りゅうほうていしょう)とは龍と鳳凰がもたらす以外には考えられないような繁栄を意味します。
鳳凰は素晴らしい出来事が起こることを告げます。鳳凰は美・雅・神々の永遠の象徴です。
鯉・亀
鯉の滝登りにより龍になることで、立身出世を表します。
古代中国の「急流の滝を登りきる鯉は、登竜門をくぐり、天まで昇って龍になる」という 登竜門の故事が元になっており、日本でも立身出世の象徴として盛んに描かれてきました。
亀は龍と共に四霊といわれ、麒麟・鳳凰・霊亀・応竜を指します。この霊亀は数千年以上の齢を経ていると言われており、人間に幸福をもたらす霊獣であり、長寿の証です。
龍とともに龍神様として信仰されることも多く、白蛇は神格化し、龍になると言われており、出雲大社にも龍蛇神と呼ばれる神様が祀られております。

龍は水に住み、火難や水難から人々を救い、蛇は地に住み、人々に豊穣をもたらすと言われます。
また、中国では、蛇の事を小龍と言い、お金を運んできてくれる生き物として、とても大切に扱われております。
長寿・子孫繁栄・財産・権利などのシンボルでもあります。